スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

おのれナポレオン・4/7

東京芸術劇場にて「おのれナポレオン」見たので感想です。かなり前なんですけど・・4月7日です(笑)
私は最初の方だったので、天海祐希さんが急病にて降板する前でした。宮沢りえさんの演技が素晴らしかったと好評だったので、そちらも興味がわきました。宮沢りえさんと言えばアイドルのからの女優って感じだったんですが、わずか2日間の稽古で完璧な演技って聞いて本物だったんだなぁ〜とそのプロ根性に驚きました。欲を言えばどちらも見たかったけど、当日チケットは凄い沢山の人でとれなかったみたいですね。

ところで東京芸術劇場と言えばあの長いエスカレーター。が、なんと無くなっていました。(もう随分行ってないのだけれど)普通の踊り場のあるエスカレーターに変わっていて、警備員がやたらと「お気をつけ下さい」と誘導している。長いエスカレーターは危ないのでやめたのでしょうか?

※ストーリー
偉人たちの、意外な一面を描いて定評のある三谷幸喜が、野田秀樹にあてて描くのはフランス史上最大の英雄ナポレオン・ボナパルト!! 天才か、狂人か? 神か 悪魔か? 高潔な英雄か 人格破綻者か?…その存在のあまりの大きさゆえに、その人間性のあまりの幼さゆえに、あがめられ、畏れられ、愛され、憎まれた男、ナポレオン。幽閉の地、大西洋の絶海の孤島セント・ヘレナ島での最期は、病死とも暗殺とも伝えられ、その死はいまだに謎に包まれている。「おのれナポレオン」と殺意を胸に抱く者たち、「ナポレオンの名誉 L’honneur de Napoleon」をかけてその企てに立ち向かう者たち。そしてナポレオン自身が仕掛ける一世一代のたくらみとは…。(東京芸術劇場HPより)


三谷幸喜と野田秀樹がタッグを組むという事で、どう転んでも面白そう・・って思いましたが、内容は至ってまじめ?と言うか三谷作品にしてはちゃんとしている感じでした。ナポレオンとか重苦しい内容なのかと思っていましたが、かなり軽くてとても勉強になる内容。(勉強と言っても創作ですけどね)こうゆう解釈ってあるんだ〜と最初から最後まで真剣に見入ってしまいました。飽きる所全く無し!ミステリー調の作りにもなっていて観客に考える隙をあたえる作り。さすがですね〜。
今回は三谷作品という事で野田さんカラーはあまり出さない的な事が書かれていましたが、そんな事はなく、野田カラー全面に出ていました。
出だしがいきなり分け分からない事を言って走りさるという、ナポレオンの変人ぶりをかなりユーモラスに演じていました。
内野さん「ハドソン・ロウ」の演技はいつもどおりの安定した役柄でしたが、今回はいつもの「いけしゃーしゃー」感が無い。まじめな頑固者の役で、ナポレオン扮する野田さんにやられっぱなし。三谷さんに「合理的で保守的な思考のイギリス人を演じてくれ。フランス人の非常にめんどくさい人種との比較を出してほしい。」と言われていたそうで、そのイギリス人ぶりが、なかなか面白かったです。結局ナポレオンの事が気に入らないようでいて、一番好きだった人じゃないんだろうかと感じました。

写真・左 真ん中のエスカレーターは無くなって大きなホールの作りになっていました。
写真・右 プレイハウス入り口。

DSC_0980.jpg


写真・左右 こんな感じでナポレオン役の野田英樹さんがかなり面白かったです。首しめられても何故か気がつかないしなかなか死なないという(笑)

oth13040522020035-p4.jpg


写真・左 東武デパートの地下でおみやげを買って帰りました。
写真・右 バスのケースは気に入ったようですが、中身のチョコはゆず味とかで、ちょっと子供には分からない味だったみたいです。あまり食べませんでした。

RIMG2762.jpg



内野聖陽さんつながりで、とんびの感想もついでに書いておきます。
あのドラマで一番良いと思った所はやはり人と人とのつながり。奥さんが死んじゃった後でも、周りのバックアップが凄い!!とっても暖かい人達ばかり。海雲和尚が特に良かったと思います。
皆に支えられているからこそ、旭もすくすくまじめに成長したんじゃないかと感じました。
安男 はとてもまっすぐで心の奇麗な人なんですが、それだけに不器用で、はがゆいような所もありましたが、そのへんを周囲の人々がちゃんと理解していて、特にたえ子なんかが、とてもよくフォローしていたんじゃないかと思いました。
このドラマは私自身子供が生まれる前と後じゃ感じ方が全然かわったんじゃないかと思います。
子供の大切さって一緒に生活してみないとよく分からないから、毎回とんびを見るたびに涙が止まりませんでした。

DSC_0884.jpg

スポンサーサイト

テーマ : なんか いい写真
ジャンル : 写真

「遠い夏のゴッホ」と「平清盛」

2月7日に赤坂ACTシアター「遠い夏のゴッホ」見て来ました。

出演者・松山ケンイチ/美波/筒井道隆/吉沢悠/手塚とおる・竹下宏太郎 福田転球 細貝圭 彩乃かなみ 小松利昌 保村大和/
石川禅/田口トモロヲ/安蘭けい

☆ストーリー☆
松山扮するユウダチゼミの青年ゴッホは、地中での幼虫時代、同じユウダチゼミの少女ベアトリーチェ(美波)と心を通わせるが、彼女より一年早く羽化して地上に出てしまう。セミは短命、しかし、ベアトリーチェに再び会うためには、秋、そして冬を生き延び次の夏まで生きなくてはならない。こうして、運命に挑み、抗うこととなったゴッホ青年の生き様が描かれる。


20130212_natsu_kangeki_03.jpg


松山くんの事はデスノートから気になっていました。その後も色々なドラマや映画を見たのですが、なんとなく"コミカルな良い人のイメージ"が強いのでちょっと飽きたな〜と思っていました。(というかその様な役が多いので。)
平清盛を見てまた沸々とやっぱりこの人凄いかも・・生で見ておかなければ!!と思うようになり、ちょうどパルシステムに載っていたチケットが取れたので見に行ってきました。

「遠い夏のゴッホ」はストーリーも面白いし奇想天外ですが、登場人物も松山ケンイチを筆頭に多彩。美波/筒井道隆/吉沢悠/田口トモロヲ/安蘭けいなど、けっこう豪華メンバー。米米CLUBの竹下宏太郎という人も出ていたらしい。双眼鏡持参で行ってきましたよ。

私個人としては松山くんは絶対に良い人!と日頃のエピソードなどから勝手に思っていますが、そんな良い人ぶりが遺憾なく発揮できたステージであったように思います。
日頃のエピソードとは、大河ドラマを撮っている最中の悩みとして「赤ちゃんの夜泣きがひどくてその度に起きなくてはいけないので大変・・良い方法はないか?」と加藤浩次に質問していた事があり、加藤の答えは「奥さんにまかせる事」でした。(笑)

感想ですが、ネタバレあります↓
どんなに大変だと思える事も頑張れば乗り越えられる。ダメだと思ってあきらめてはいけない。というメッセージ性が強く出ていました。誰でもそうですが、諦めたら負け。そこで終わりですよね?
それを伝えたい正当派な劇でした。
ゴッホは鳴く事をこらえ、なるべく動かないようにして体力を蓄えます。そして次の夏まで生き延びて恋人と会う約束を果たすのですが、その過程で色々な虫達と出会い、その生物の寿命(運命)を知ります。それぞれ始めから決められている運命。それは強そうに見えた者でも、もっと大きく強い力によって一瞬で無くなってしまう。命とはそうやって決められた運命を生きる事。食物連鎖について心理学で学ぶみたいな、教科書に載っていそうな内容。
カエルがとても良い言い方で表現していました。「食べられた者はその場からはいなくなるが、食べた者の中でずっと生きる。そうゆう生き方もある。」(←うろおぼえ)
蜘蛛の母親は子供を生んだ後死んで、子供達の餌になります。子供達の中で生きて、その子供達もまた餌になり生きる。なるほどな・・そうゆう考え方もあるなぁ〜と。

衣装は普通の服?ってくらいにシンプルな物でした。蝉の着ぐるみ着て出るとは思っていませんでしたが、カジュアルなシャツにパンツみたいな・・物足りないような気がしましたが、それも演技に集中させる為の演出でまた良いのかもしれません。

泣かせる場面も観客を陥れるのではなく、コミカルな演出にしてみたりしてなかなか私は好きな感じ。ラストは「くぅぅ・・」っとなりますが。いわゆるハッピーエンドですよね?見た後清々しく帰る事ができました。
けど、ちょっと時間が長かったような気がします。中だるみ的な感じがあって、内容はとても良いのでもう少しまとめてみた方が良かったかな。と。作品にのめりこむので見た後ちょっと疲れました。まあ、松山くん鑑賞に浸れたので良いですけどね。(o´艸`)。+゚ウフフ

ついでに・・
松山くんつながりで「平清盛」の感想も書いておきます。

久しぶりにおもしろい大河ドラマを見た気がします。低視聴率と言われましたが、私としてはすごく良かったです。視聴率なんて関係ありません!!画面が暗いだのホコリっぽいだの、この時代に興味無いだの色々言われていましたが、言っているのはほとんど60代くらいの人達でしょ?
画面はフィルター使ってるだけで、良い雰囲気出ていたし、平家物語ってよく知らない人や興味無い人多いかもしれませんが、これを機会に楽しく学ぶ事ができました。以前旅行で広島に行って厳島神社に行ったりしたので平家について興味もあったんですよね。

しかし、私が思っていた平清盛のイメージは晩年のものなんですね。若い時はとても良かった。強くて逞しくて性格もすっごく良くて。ドラマが進むにつれこうやってのし上がって行ったのか〜と・・。晩年の独りよがりの所や精神的に弱った所なども、見所だった気がします。そして周りの支えてくれていた人達の心情もひしひしと伝わってきました。心のライバルだった後白河法皇とのやりとりも面白かったです。
「ゆめゆめ思うでない。」というのがマイブームになっていました。「ゆめゆめ○○でない。」と○○の中に違う言葉を入れて使い回したり(笑)人を小馬鹿にするのにもってこいの言葉ですが、あまり言う機会もないのですが・・。(o ̄∀ ̄)

描かれた歴史は真実ではないかもしれませんが、役者の演技力、ストーリー、ドラマとしてとても充実した内容でした。衣装もとても豪華でしたね。現代っぽくアレンジされているようでしたが、なかなか斬新でステキだったので毎回楽しみに見ていました。

最後にダメ出しを一つするなら、皆若過ぎる!晩年の女性陣達!!深田恭子や松田聖子などが多少老けメイクをした方が良かったのでは?と、「いくつだよっ」とツッコミばかり入れていました。見てて年とかよく分からなくなっちゃうし・・60歳なのにあまりにキレイで「生霊?年とらないオバケ的な?」とか思って逆にキレイなのが恐い。老けメイクをしたくないんでしょうが、女優としてまだまだですな。

kiyomori-thumb-1701x1163-2873.jpg

テーマ : 演劇・劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

「幻蝶」

3月17日に「幻蝶」見て来ました。久しぶりの内野鑑賞( ̄ー+ ̄)ニヤリ…(笑)
この日はついていない事に雨降り。子供生まれてからは引きこもり生活だったので、久々一人銀座なのにっ!!
でも久しぶりに別世界に連れて行ってもらいましょう~!と思って行ったのですが、内容が内容だけに見終わった後、どよ~ん・・( ; -_-)/とした気分になってしまいました。
なんかこの日は、夫が夕方都内に用事があるとの事なので、私は先に行き演劇鑑賞を済ませ、夫は瑠衣王子を連れて都内で待ち合わせして夫が用事を済ませる間、瑠衣王子と一緒に工事現場の見学をしていました。いや~工事してて良かった。最近瑠衣くんは自動車、電車、飛行機などの乗り物系に興味を示してまして、「ブー」と言って指差します。工事現場などは色々な工事用車があるので興味しんしんの様です。やっぱり男の子ですなぁ~

gencho-thumb-autoxauto.jpg


☆ストーリー☆
現代。二人の男が、とある森の中、古新聞が散らかる廃屋で共同生活を送っている。
名前は戸塚保(内野聖陽)と内海真一(田中圭)。共にどんな過去があるか定かではないが、何らかの理由で社会からはみ出してしまったダメ男二人である。戸塚は剛胆で自信家、人たらしのイケイケオヤジ。一方、真一は他人に心を開けないひきこもりの青年。そんな全く逆のキャラクターの二人を繋ぐ唯一の糸は「ある幻の蝶【シロギフチョウ】の存在を信じている」ということ。2人の目的は一つ。シロギフチョウを見つけることだ。
彼らこそ「チョウ屋」であり、筋金入りの蝶オタクである。
蝶の捕獲では業界にその名を轟かせた戸塚は、蝶を飼育・撮影しては一人楽しんできた真一の引きこもりの殻を破ろうと熱く奮闘するも、いつも空回り…。まるでボケとツッコミのような男同士の滑稽なやり取りは続いていく。
2人の蝶探しに図らずも巻き込まれていくのが、不動産会社のOL・安藤(七瀬なつみ)と旅回りのストリッパー・ユカ(中別府葵)だ。廃屋に不法滞在をする2人に対し退去命令を下しに来た安藤と、戸塚から出張サービスを頼まれたユカは廃屋で出会い、翌日には4人で蝶探しに出かけることになる。
社会と上手く関われずに蝶だけを追い続ける男2人に、自分たちとどこか似たものを感じる安藤とユカ。仕事も忘れて蝶探しにのめり込んでいく彼女たちにとって、廃屋で過ごす4人の空間と時間はいつしかかけがえのないものになっていく。
戸塚の過去の栄光とその挫折を知る昆虫ブローカー・吉永(大谷亮介)と、戸塚から借金を取り立てる、田舎町のボランティアと名乗る男・村木(細見大輔)。彼らの登場と思惑は、信じるものだけを追い求める4人の特別な楽園に、ゆっくりと影を落としていく。
それぞれの想いは交錯してぶつかり、かかわってはすれ違い、やがて結末へと向かっていく。
彼らは「幻の蝶」に出会うことができるのか?そして、彼らが本当に信じたいものとは何なのか…?
(あらすじと写真は公式HPより)


afb44de0e66d81977d756659684e1015.jpg


(注)☆ここからネタバレ有り。これから見る人は絶対読まない方が良いです。
内容としてはとても面白いと思いました。幻の蝶を探す為山小屋にこもっている設定とか、町中で知り合ったストリッパー・ユカとか、山小屋にずけずけ来るOL・安藤とか、戸塚保(内野聖陽)と内海真一(田中圭)のやりとりが軽快で面白い。けど、内野さんのキャラってわりとこうゆう『いけしゃーしゃー』キャラ多いんですよね・・私はどっちかって言うとクールな感じの方が好きなんですが・・
重い内容だけど、裸になったりいろいろ面白くセクシーな?見所も満載でした。(笑)
それは良いとして、一見明るく見えるけど陰のある戸塚が最後死ぬのはしょうがないとしても、蝶オタク内海とストリッパー・ユカまでも死んでしまうなんて、なんてやりきれない内容なんだ!?と思いました。
いや私も思いませんでしたよ。幻蝶を普通に見つけて皆幸せになるハッピーエンドなんて。
けど、もう少し希望が持てる内容が良かったなぁ。特に、戸塚が自分のせいで自分の子供を死なせてしまったくだりとか・・かわいそ過ぎます。
内海もせっかく心を開いてきたのに残念です。最後死んでいると気づかずに山小屋に火をはなつ所はとても悲しい場面。本当は生きて戸塚の夢を叶えてほしかった。
見終わった後、悲しみしか残らない。幻蝶を必死で探していた二人、それはもしかすると死が近いもしくは死に急ぐ者が惹かれる蝶なんじゃないだろうか?
「銀河鉄道の夜」で死に行く者が最後に旅する様に、同じ夢を見て最後に旅をしたのかな?なんて思いました。
「幻蝶」は結局、戸塚と内海が人生の最後に見た蝶。幻です。

テーマ : 演劇・劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

カフカ「変身」

森山未來主演 カフカの「変身」を見に行ってきました。
夫はカフカ作品をよく読んでいて、「ろくな話じゃないんだよ!」と、言いつつも、また読んでしまうらしく、カフカ作品をけっこう熟読しています。その度に「やっぱりろくな話じゃなかった!」とまた後悔するのです。

私は一度も読んだ事がありません。
カフカの「変身」"ある朝起きたら僕は虫になっていた"という冒頭はあまりに有名で、よく耳にした事はあるのですが、あまりに奇妙な話なので、読んでみようという気にはなりませんでした。
私的に想像していた内容は、普通の鈴虫やコオロギになったのかと思ったので、人間としての煩わしさから解放され、そのまま誰にも知られる事無く、野原に飛び出していく・・という様な「自由になる~!」っていう話かな?と思っていました。←ポジティブシンキングな私の思考。(笑)
夫の方は内容はもう知っている為、「虫をどうゆう風に表現するんだろ?」という事と演出に関する事を気にかけていました。

imgaa53b51czikdzj.gif

東京・ル テアトル銀座 by PARCO
[原案・原作]フランツ・カフカ
[劇作・脚本・演出・音楽・美術]スティーブン・バーコフ
[出演]森山未來 / 穂のか / 福井貴一 / 丸尾丸一郎 / 久世星佳 / 永島敏行

六つ足の昆虫を彷彿とさせる大きな骨組みの下に、グレゴール(森山)の部屋がある。その部屋の前には、母(久世星佳)、妹・グレタ(穂のか)、父(永島敏行)が鎮座し、時計の音に合わせ、あやつり人形のような動きで朝の準備に取りかかっている。
家の金銭面を外交販売員のグレゴールに頼りっきりのこの家族、7時を過ぎても彼が部屋から出てこないのをいぶかしむ。8時過ぎ、声帯までもが変化し人間の言葉もまともに話せなくなった彼はやっとの思いで部屋から出る。
しかし家族が見たグレゴールの姿は奇妙な虫だった……。


ORG_20100308000607.jpg


この話は・・人間っていったい何なんだ?今までの人生っていったい何なんだ?
家族っていったい何なんだ?仕事っていったい何なんだ?そんな、事を考えさせられる話でした。

グレゴールは父親の借金の為に、家族の生活の為に、毎日朝から晩まで一生懸命働いていました。そんな彼がいきなり怪物の様な毒虫に変身してしまう。一見化け物の様な虫に見えても、家族の誰もがそれはグレゴールだと理解しています。実際グレゴールなのだし、中身は人間の頃の精神のままなのです。
一番最初に父親が見放します。危害も加えます。次に「お兄ちゃん、お兄ちゃん」と慕っていた妹までが見放します。母親は最後まで子供を思う母親でしたが、なんせ行動力が無いし、精神力も弱いので結果見放す様な形に・・

グレゴールが人間の時はグレゴールに頼りきっていた家族なのに、虫になったら態度が急変してしまいます。
これって、虫だとかなり飛躍していますが、生活を頼っていた誰かが、急に病気になったりケガをして働けなくなった場合の、家族の態度の急変なんじゃないかと思いました。働き盛りの若者が、介護が必要な病気になったり、精神的におかしくなったりする事は普通に起こりうる事です。急に荷物に感じられる・・働けないと意味が無い・・迷惑をかけられている・・。周りはそんな風に感じる様になるのです。
結局は父親も母親も妹も自分が心地よく暮らす為に、グレゴールを必要としていたから大切に扱っていたのだと思う。
グレゴールの存在っていったい何だったんだ・・

大人になってしまうと、普通じゃ無いという事が家族にとっては負担になる。虫になって部屋に閉じこもっているグレゴールはまるで現代のひきこもりみたいだったし、パラサイトシングルにもとれる。カフカはきっとこんな現代社会の実情を主人公を虫にするという形で表したかったんじゃないかと思う。

夫が疑問視していた「虫をどうゆう風に表現するんだろ?」というのは森山未來くんが体をはってパントマイムの要領で虫を表現していました。体も柔らかいし、バネもある。大変な体勢をずーとキープして虫の形を表す所は、凄い!!の言葉しか出ません。虫になった時の声の出し方も、とっても上手い!!やはり演技派俳優なんですね。
そして、石橋貴明の娘「穂のか」が妹役で出演していました。初舞台って書いてあったけど、初舞台に思えない演技力!声もハッキリ出ていたし、動きも表現力もあり、これは親の七光りじゃ無いなってハッキリ分かりました。これからも続けていく事ができるプロの役者だと思います。

演出もとても良かった様に思う。あのカフカの(あまり知らないけど)暗くてどよ~んとした世界観を前衛的に表現していた。セットや着ている服、髪型、メイクなどもグレーや黒で統一されていて、暗く悲しい歪んだ家族の雰囲気を醸し出していた。途中、ちょっと面白い演出なんかもあったが、やはりこの話は暗く悲しい話なんだと思う。
出演者のパントマイムもなんだかギクシャクした家族の忙しなさを表現している様で、とても面白かった。

う~ん・・なかなか中身の深い作品で色々と考えさせられる内容です。

テーマ : 演劇・劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

「BLACKBIRD」

内野聖陽 / 伊藤歩主演の「BLACKBIRD」を見て来ました。

パンフレット抜粋↓
2007年度ローレンス・オリビエ賞で最優秀作品賞を受賞した『BLACKBIRD』が、この夏ついに、日本で上演される。エジンバラ・インターナショナル・フェスティバルのために書き下ろされ、その衝撃的な内容から瞬く間にロンドン、ニューヨークを駆け巡った本作品は、15年前の少女誘拐事件に端を発する男女の愛憎と、驚くべき結末を描き出している。

■あらすじ■
15年前に未成年者に対する行き過ぎた行為で有罪判決を受け、名前も住む場所も変えて人生をやり直した男レイ(内野聖陽)の元へ、ある日突然、一人の女(伊藤歩)が現れる。
それは、15年前の事件の被害者で、ずっと同じ町に暮らし、周囲から好奇の目でみられながら生きてきたウーナだった。
来訪の目的がわからず怯えるレイに、ウーナはこの15年間について、そして当時の‘こと’について話し始める。
やがて明らかになるふたりの本当の関係と、意外な真実とは・・
ふたりの間にあったのは果たして虐待だったのか?愛だったのか?
真実はふたりだけが知っている。


200903270003_b.jpg

この文章では真実はふたりだけが知っていると結んでいるけど、ふたりも分からないような感じで終わりました。
ふたりと言うか、ウーナは分からないと言った方がいいかな。
分かるけど、分かりたくない・・観客も同じ気持ちだったと思う。

舞台が始まってから2時間の間、少しづつ時間をかけて理解しました。
「あぁ・・・このふたりの間にあったものは完全に愛情だったんだなぁ」と。
ウーナの年が若かったから二人の関係はおかしな方向へ進んでしまった。悲劇。
多分観客にそう思わせる様にこの物語は書かれていると思う。
でも、ラストシーンに表れた人物によって会場は凍りつく。
ふたりの間にあったものは愛だという事を、多分、覆す内容で締めくくられています。

今現代20歳前に処女を喪失する女性がどれだけいるだろう。(いきなりすみません。こんな内容なんです。)<(_ _*)>ペコ
昔に比べるとその数はかなり多くなっているだろうし、もはや普通の事だと思う。
だったら、その相手の男性は全員捕まるのか?といったらそうじゃない。
捕まるなんてごくまれ。女性側も男性側も特に気にしてない事なんじゃないかな。

年の差が問題なのだろうか?
今や父親だか何だか分からないような年の差カップルをよく見る。
でも、二人の間に同意があってお互い認め合っているなら別に第三者がどうのこうのと言う事じゃ無い。

top.jpg

「BLACKBIRD」は海外でも上演されていたらしく、(私は全然知りませんでしたが)その海外でのポスターを見たら、おじさん(と、言うより老人に近い俳優)と若い20歳くらいの女の子が映っているもので、ロリータっぽく仕上げてあり内容が分かりやすい。
けど、今回の日本版「BLACKBIRD」は内野さんは若いし伊藤さんもそこまで若く見えないので、(←失礼ですよ。)ごく普通のカップル写真に見えてしまい、見るまでこうゆう内容だとは全然気がつきませんでした。
内野さんは老けメイクをしてるとか書いてあったけど、全然老けてねぇ~しっ!むしろかっこ良すぎるしっ!!(≧_≦)
キャー!!ステキ!!(((//▽//)って思って見ていたので、余計年の差なんて感じねぇ~し。(以上。はんにゃ的に読む事)
内野さんが15年前なら25歳って事だから普通に若いじゃんって思っちゃった。
これって、もっと三国連太郎みたいな人がやった方がリアルだね・・
興味はそそられないけど。ヽ(_ _|||))))

後、実際見に行っているお客さんがおばさまとおばあさま(笑)だらけ。
この内容っておばあさんが見て分かるのかなぁ・・?と思っていたら、案の定寝てる人とかいるし。
ほぼ二人のみの2時間の芝居。音楽なども無いし重い内容なので、気持ちは分かるけど、私としてはかなり面白かったから、もっと分かる人に見てもらいたいなぁ~と思った。

それにしてもレイが内野さんなんてズルいよなぁ・・
だってかっこ良すぎるもん。
普通好きになるって思う。
私が12歳だったらって考えたけど、絶対好きだもん。←おじさま好き?(笑)
完全にウーナはレイの事をまだ好きなようだったし、全然虐待じゃないですね。

しかし、このラストをどうとるか・・
これがあったからこそ、面白い話とも言えるんだけど。

テーマ : ミュージカル
ジャンル : 学問・文化・芸術

     
ブログランキング
押してくれたら
嬉しゅうございます

FC2Blog Ranking

プロフィール

レイコ

Author:レイコ
はーい!もしもし。
「こちらアイパッチ博士ですけど」
なーんつってな!!
世界平和を願う為、ステキな物やバカっつら~な物を見聞きするのが好きなレイコちゃん。
旅行はもちろん!美術館や建物を見学したり、キレイな景色やお花を見たり劇や映画を鑑賞したり・・時にはクラブではじけたり♪
そんな合間に、お家ではお料理をしたりお裁縫をしたりして密かに主婦任務遂行中!

のびないもちはもちじゃね~!
それが、
「OH!スーパーレイコちゃん」


注)ブログタイトルは"OH!スーパーミルクちゃん"からとったものです。自分の事をスーパーと言っている訳ではありませんのであしからず。

リンクフリーだす♬(*=д=)/
コメントもお気軽にしてちょ!

使用カメラは、デジタル一眼レフ「オリンパス・E-510」デジタルカメラ「キャノン・PowerShot G5」


SNS

経県値経県マップ
どれだけ行けるかな?

FC2カウンター
いつも来てくれてありがとう♪
カテゴリー
TwittPet
ただ今のつぶやき 小鳥をクリックしてみよう!

最近のコメント
最近の記事
今日のお天気
アンパンマン
リンク
私のお気に入りブログ!お友だちの素敵なブログです(*゜▽゜)ノ
フェイバリットサイト
レイコちゃんお気に入りのHPやブログです!

milk_20091029204055.gif

LVP_BANA.gif

btn_denki.gif

btn_donguri.gif

enter_03.gif

bana.gif

0tobira1.jpg

dolis_french.jpg

img576のコピー

banner_nara.gif

最近のトラックバック
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム
RSSフィード
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。